香りの記憶

2004年11月6日 恋愛
彼氏はタバコを吸わないが

「俺に気にせず吸って」

そう言って
本人曰く私のために買っておいたという灰皿を
すっとテーブルに置く

この部屋にいる時はタバコやめてるの

「そうなん?」

まぁね、なんとなく

「ふーん、そのままやめてみる?」

い、いや、それは無理だわごめん

なんて会話を交わしつつ
まったりと二人で過ごせた秋晴れの土曜日

何でって?
彼の匂いがする部屋だから
その香りをタバコで消したくない

THE BODY SHOPのシャンプーの香り

呼吸と共に私の中に入り込み
臭覚細胞を経由して海馬へと伝わる

それはやがて記憶に留まることとなり
ほんの少しの香りの記憶をきっかけに
ここで過ごしている
幸せな時間を思い出すことができる

そんな些細な幸福感に浸るために
彼氏と同じシャンプーに替えただなんて

ぎゃぁ
恥ずかしくって口が裂けても言えやしないったら!

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